2021年 最後の旅から
旅。横須賀に行ってきました
観音崎から。向こう側が見えました。富津の方らしいです。
乗りなれない交通機関もまたよきものです。小さな冒険心。
椅子の座りごごちが素晴らしかった。
行き先は横須賀美術館。
美術館までのバスを乗り間違えるも分岐手前で気付く幸運。
遊べる浮世絵展。
当時の浮世絵のさまざまな役割だったり、作り手の気持ちのこもった作品、それで遊ぶ子どもの喜びなどを想像しました。一枚の版の中にどれだけ楽しみを詰め込むかとか、紙が真っ黒になるまでの手習いの様子も心に残りました。
他に地元の高校美術部生徒さんの作品展もあり拝見しました。
エネルギー!って感じでした。人物画も風景画も。サイズも大きい。圧倒されました。
横須賀美術館、併設のレストランが一部オープンテラスなんですね。どうもペット同伴可らしく、犬さんをチラ見しながら後にしました。
海と山が混在する風景を見ながらアップダウンを繰り返すバスは、アトラクションっぽいです。横須賀のドブ板通りを6年ぶりくらいに歩くと少し空き地が増えた印象。新しいお店もあり、変わり続けている街の現在を見ることができました。大型店舗もリニューアルオープンしてました。
町のパン屋さんのパンを買い、電車に乗ります。ここから浜松までローカル線です。
横須賀駅のホームで雨が降り始めました。大船では電車の遅れがアナウンスされ、先に小田原まで進み、熱海行きを待ちました。特に大きな混乱もなく熱海から豊橋行きに乗り換えました。18きっぷで熱海から豊橋まで乗り換えなしで行けるなんて、ありがたい接続でした。
途中の浜松で下車、ホテルで遅い夕食(横須賀の町パン)を摂り、就寝でした。
(隣の部屋のいびきが聞こえる……。)
翌朝、感染症対策に重点を置いた朝食。若干緊張感。朝刊を携えて浜松駅へ向かいます。知らない土地の朝の空気もよき。
ホームには少し豪華な車両がありました。特急ですが普通列車扱い。そんなこともあるのですねえ。得した気分で新所原まで。乗り換え時間が短い
新所原から天竜浜名湖鉄道に乗り換えます。1日フリーのみかんきっぷを買いました。
朝早くても週末なのでそれなりの乗車率でした。
単線で一両。非電化。特別感が増します。
みかんばたけを進み、山の斜面に日が照り始め、高い建物もなく、遠くまで見渡せます。冬の空気とカーブのリズム感が心をゆっくりにしてくれました。
浜名湖佐久米で運転手さんに切符を見せて下車。
鳥。ユリカモメです。お台場のやつの本家本元?(スズメもいました。
2人ほど鳥撮影の方が。無人駅。人。鳥。
駅を出て車道を渡り、向かいの鰻屋 さくめさんへ。開店前に記名しておきます。
せっかくみかんきっぷなのだから、風まかせにまた汽車に乗り、古い駅舎を見に別の駅まで。
昔の改札。
天竜浜名湖鉄道は駅舎にお店を併設している駅もあり、気のせいか停車中に美味しそうな匂いがしてきたりしました。しかもおしゃれ。
そうこうしているうちに雪がちらつき始めました。今冬初雪見。
気賀駅と三ヶ日駅を往復しながら再び浜名湖佐久米駅へ。鳥撮りの人が10人以上……。
今回の旅のメインイベント。
10年ぶりくらいに鰻重を食すの回です。
目の前で鰻の命を見届けて頂きました。
久しぶりに食べる鰻。じっくり味わいました。味が濃すぎず、カリと焼いた歯応えが良きでした。、また食べにきたくなります。
店頭にみかんがあったので一袋(それなりに重い)購入しました。これがアレになるとも知らず。
次の汽車で天竜二俣駅へ。
第3村駅になってました。
見学ツアーに参加してみました。ガイドさんが昭和の名調子の説明でいやされました。
昔の工作機械なども間近に見られました。パーツを職員さんが自ら製作していた話や戦中の備品 空襲警報発令の立て看板など、短い時間ではありましたが貴重な体験でした。
この後バッテリーが切れたりしましたが、再び新所原まで戻り、弁天島で鳥居と渚橋を見て帰りました。浜松駅で電車の遅れのアナウンスを聞き、時刻表を手繰りながら静岡で乗り換え、熱海で終バスに間に合う範囲で接続できました。タクシーも歩くこともなく無事に帰宅できたのでした。
夕飯を買う時間がなく、美味しいみかん2つを食したのでした。