ゆる判(引越先)

ゆる判(うすあじ

手描き消しゴムはんこ彫る人。そのゆくさき。#yuruhanga

どこまででも行ける切符をもって


東京に行くときはいろいろやりたくて

ついついフリー切符を買ってしまう消しゴムはんこ家ゆる判画です、ご来訪ありがとうございます。
体力あるときは歩くのがたのしくてサイハテの駅まで行ってから歩いてまわることもしてましたが、

最近は体力の衰えを感じておりmげふん、げふん。

さて、先日遊びに行った押上のcafe ikkAさんの2階にある甘夏書店さんの気になるツイートがありまして。

銀河鉄道の夜 おしゃべり会

こちらに参加してきました。

ikkAさんのケニア紅茶付き。

参加された皆さんの思いの静かな強さ。熱さにふれ、

なんというか、衝撃でした。
ジョバンニの物語を、物語としてまだ受け止めきれていないことに
気づきました。

イベント内で出せなかったお話を少しだけ。

映画版の音楽がものすごく残ります。
作曲は細野晴臣さん。

途中の客船の逸話、日本人の生還した人。
細野さんという祖父にあたる方

唯一の日本人にして生き残りだった祖父 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

なぜ細野さんが音楽担当になったのかは調べていないのですが、
非常に興味深いです。

銀河鉄道の場面は夢か現か。


これは、プリオシン海岸の発掘調査をしていた学者の言葉を借りて

ぼくらからみると、ここは厚い立派な地層で、
百二十万年ぐらい前にできたという証拠もいろいろあがるけれども、
ぼくらとちがったやつからみても
やっぱりこんな地層に見えるかどうか、
あるいは風か水やがらんとした空かに見えやしないかということなのだ。


この地層にあたるのが銀河鉄道の場面に読み替えることができるのではないでしょうか。


カムパネルラのお父さんに届いた手紙。

本当に手紙が届いていたとして、
元気な便りだったのか、少し疑ってしまいます。

お父さんの言葉が、どこか空虚な印象を持ってしまっている気がします。

自分の子供が水におちて四十五分。

平静にも思える言葉の端切れ。歯切れではなく。
なんでかわからないけど、
まだお父さんの無事を確認できていない。

すいません。穿ってますかね?

なんというか、じぶんがまだ銀河鉄道から戻ってこれていない気がしているのかもしれません。

さて。


私の大好きなまち、尾道

活版印刷の体験ができる場所があるのです。

(ハコにコトリとできるかどうかはわからないのですが)

急斜面に張り付いたような家の景色。
たくさんの路地と寺と。猫と階段。

とある階段を下りた先に、そのお店はあるのです。
近くには鉄道も通っています。



 活版カムパネルラ。
少し歩くとイーハトーブがあります。