ゆる判(引越先)

ゆる判(うすあじ

手描き消しゴムはんこ彫る人。そのゆくさき。#yuruhanga

全然人生


たまに映画を観に行きます。
封切直後は混むだろうから避けていた時期もあるのですが、
最近は割とすぐにいくようにしてます。

ずるずると先延ばしにして公開が終わってたりすること、
大きい画面で見れなくなったりすること、
ツイッターで前触れなく映画の感想やネタバレが目に入ること、

これらのことが軽くショックだったりもするゆる判画です、ご来訪ありがとうございます。
…前置きが長い!

さて、特にまとまりもしないまま映画の感想です。
内容に触れますのでご注意ください。

追記 映画「君の名は。」の感想です

観る前に思っていたこと
彗星の話。
2人の入れ替わり。

彗星の落ちた後のような地形があるので、
2人はすごくすごく遠い時代を生きてる、と予想してました。

会えない2人の思いを彗星が繋ぐ、みたいな話かと。

新海誠監督作品は過去2作みています。
秒速5センチメートル
言の葉の庭

めっちょ引きの絵がぐるーんと回る

秒速では、もう会えない。
すれ違ったらそこから加速度的に離れてしまう。

言の葉では、まだ会えない。
離れてしまうけれど、未来を残す感じ。

さて、独りぼっちで観ると 観後感が落ち込みモードになるに違いない。
ぼっち殺し、
と勝手に思い込んでいる新海監督の映画。

今回はいかに。

PVかとも思うオープニング。
高校生かと思っていた2人の大人びた風姿。
今回は、どんな未来を残すのか監督は。

観ながら思ったこと
東京は祭り。
三葉さんが東京の街に入る時の人密度の多さ、
ちょっと自分は息苦しさを感じてしまう。
三葉さん順応性高し。

東京がキラキラした夢のような世界で、ああ、そうか。
夢だから思い切り進めることってあるなぁと思いました。
空を飛べたりとか。


瀧くんが入れ替わった後の考察は
ノートへの激しい書き込みから、状況へのパニック感と
なんとか冷静に対応しようと努力している姿勢がうかがえます。

風景を深呼吸するかのように吸収する姿は
御神体にお酒を納めに行く途でみられました。
おばあちゃんをおんぶしたい人生でした。

デートの日。
待ち合わせ場所に急ぐシーンから
びーびー泣いてました。心の中で。

なんだったんだか、
気持ちが変わってしまってる。そのことに本人が気づいてない。
他の人には気付かれている状況が
なんだか切なかったです。

別の人が好きになってるのに、もと好きだった人に
会いに行く、全速力で。

なんだ瀧くん、そのスピードは。その息切れは。

この時点でもまだ他の時代だと思ってた節があったので、

このデートが終わった時にもう完全に会えないことを実感する
秒速ルートを覚悟してました。

が。
いつもは乗らない電車に乗って
飛騨に行く瀧くんの行動力にびっくりしました。
ゆるキャラかわいい。

で。

星が割れた。

町が消えた。
ああ、新海監督はとうとう、孤独な人だけじゃなく
みんなを
家族や友人を持つみんなを
垣根なく
喪失感に深淵に突き落とすのかと。

おそろしい。

ーーー
ーー





オープニングの
少し大人びた 三葉さんの姿。
うまいこと?この時忘れてたので、
動悸がとまりませんでした。


ーーー
てっしーの2人乗り原付と
ワイヤーカッターの儀は、
世界の終わりには君と二人で
を思い出しました。
ーーー

妄言は宮水の血筋
これはお父さんの言葉なんですが、
最初は、酷いこと言う…としかおもわなかったんですけど、
結局 避難誘導したお父さん町長には、
ちゃんと二葉さんの思いが残っていたんだなと。


ーーー
カタワレドキ

あ、この描写が見たかったんだなと思いました。
会えないけど傍にいる。
かたわれとかたわらって似てる。

ーーー

ちゃんと幸せになりなさい

すれ違って そのまま離れて行った 秒速5センチメートルから、
きちんと 振り返って 再び新しい物語を始める 君の名は。

妹も、
神事を揶揄ってきたクラスの人も
てっしーも、サヤちんも
それぞれ今を生きてる。

奥寺先輩の最後の言葉に
先に進んで大丈夫だと、
背中を押された気持ちになりました。

それなりに歳を重ねた実感に
たまに押し潰されそうにもなるけれど。

休みながらも進みまっしょい。

最後に一つだけ。

瀧くん、瀧くん。
苗字だと思ってましたごめんなさい